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仏具細部意匠4 須弥壇


 業界的には、『唐様三間 須弥壇』と言います。
12尺8寸の框巾ですから 3,878mm と4m近い
大きさでした。

 須弥壇は、建物の後門柱(ごうもんばしら)に
合わせて作ります、柱芯々8尺ですから片袖4寸
づつで合計12尺8寸に成ります。

 後門柱の芯と高欄柱の芯を合わせ、後部分は
柱ぐりと言って、丸柱にピタリと収まる様に
作ります。

 下図は、『もっこ』と言いますが、正式には
格狭間(こうざま)との事です。もっこと呼ぶ
のは名古屋地区の俗称みたいですが、仏具業界では
ほとんど通じますから、この呼び方が標準の様です。
しかし、建築関係の人には全く通じませんので
注意が必要です。
仏具の多くに『もっこ』が使われており、これが
美しく無いと台無しに成ってしまいます。もっこを
見れば、作った人の度合いが解ってしまう程です。



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by butugude | 2009-03-27 13:48 | 仏具細部意匠 | Comments(0)